web-driver.Firefox
クラスFirefox用のWebDriverクラスです。
geckodriver経由でFirefoxとのセッションを開始できます。
web-driver.Firefox.new(options) -> web-driver.Firefox
options
: Firefoxの起動オプション
新しいweb-driver.Firefox
オブジェクトを作成します。
以下のように起動オプションを指定できます。
options.host
: ホストを指定します。デフォルトは、"127.0.0.1"
です。options.port
: ポートを指定します。デフォルトは、"4444"
です。options.get_request_timeout
: HTTP GET リクエストのタイムアウトを指定します。デフォルトは60
秒です。options.post_request_timeout
: HTTP POST リクエストのタイムアウトを指定します。デフォルトは60
秒です。options.delete_request_timeout
: HTTP DELETE リクエストのタイムアウトを指定します。デフォルトは60
秒です。options.http_request_timeout
: HTTP GET と HTTP POST、HTTP DELETEリクエストのタイムアウトを指定します。デフォルトは60
秒です。options.headless
: Firefoxをヘッドレスモードで起動するかどうかを指定します。
false
の場合、FirefoxはGUIで起動します。true
を設定した場合、Firefoxはヘッドレスモードで起動します。options.arguments
: Firefoxのオプションをテーブルで指定します。options.args
: options.arguments
のエイリアスです。このオプションは非推奨です。代わりにoptions.arguments
を使うことをおすすめします。options.preferences
: Firefoxの設定を指定します。
about:config
ページで設定できる値と同じです。例:
local web_driver = require("web-driver")
local options = {}
options.host = "192.168.0.1"
options.port = "1111"
local driver = web_driver.Firefox.new(options)
options.arguments
とoptions.args
に設定可能なオプションは、以下を参照してください。
web-driver.Firefox.start_session(callback) -> コールバック関数の戻り値
callback
: コールバック関数を指定します。
Firefoxとのセッションを開始し、与えられたコールバック関数を呼び出します。与えられたコールバック関数の戻り値を返します。
引数を設定しない場合、このメソッドはweb-driver.Session
オブジェクトを返します。
コールバック関数には、以下のようにFirefoxで実行したい処理を記述できます。
ここでは、セッションを開始し、Webサイトへ移動する例を示します:
local web_driver = require("web-driver")
local driver = web_driver.Firefox.new()
local URL =
"https://clear-code.gitlab.io/lua-web-driver/sample/"
-- Firefoxとのセッションを開始
driver:start_session(function(session)
-- Webサイトへ移動
session:navigate_to(URL)
end)
引数にコールバック関数を設定した場合は、セッションはコールバック関数を呼び出した後、自動的に削除されます。引数を設定しない場合は、web-driver.Session:delete()
を使って手動でセッションを削除する必要があります。